パープルスイートロード

このタイトル、一体何の名前かと思われるでしょうが、
これ、先日の佐原の道の駅で 購入した、
佐原産の紫芋の名前です。


紫芋というとその彩りの良さから、
ケーキやお菓子などお菓子に使われる一方、
あまり芋自体を食べられたことがある方は少ないのでしょうか。
また、彩りは良くても、
甘いというイメージは持たれないことだと思います。

しかしそれは、じっくりと焼いた紫芋というものを、
皆様食べたことがないからでは…そう思い、
ホイルで包み、1時間強、弱火でフライパンで焼き上げました。



見た目は普通のサツマイモなのですが…
この通り、中まできれいな赤紫色をしています！



味のほうは…これが、とっても甘いのです！
実にありふれた表現で恐縮ですが、
これだけで充分お菓子になります。

サツマイモはレンジや茹でたりするとすぐに柔らかくなりますが、
その代わり大して甘さのない味に仕上がってしまいます。
当然、芋自体の個体差もありますが、
70～80度の温度で1時間程度、じっくりと中まで火を通すことで、
サツマイモの無味であったデンプンが、
甘みの素である麦芽糖となって甘くなるのです。

焼いて皮を剥いたこのパープルスイートロードに、
少し水を加えて煉るだけで、紫芋きんとんにしてみました。



あとは角切りにしたものを、
普通のサツマイモやかぼちゃなんかと合わせて、
サラダにするのも美味しいです。
調理済みの写真がないのですが…
かわりに以前紹介した、紫のじゃが芋、
シャドークイーンの写真を。





このパープルスイートロード、
なかなか他に手に入れられない代物ですので、
佐原にお越しの際は、是非とも買ってくださいませ。