千葉県の北部、利根川沿いの街、佐原に行ってきました。

松戸の野菜スイーツ・キャベツ生活・ビューティーな食育講師ブログ

小江戸といえば埼玉の川越が有名ですが、
こちら佐原も、江戸川の水運により栄えていた街で、
千葉県が廃藩置県で制定される際には、
県庁所在地の候補になった街です。

利根川からの支流である小野川沿いと、
忠敬橋の通り(県道55号)を中心に、
江戸時代からの旧家、古い街並みが広がります。

ちなみに旧家が小さい家ばかりなのは理由があって、
この時代の人々は、
豪華な家を建てても、業火で家が焼失してしまうことを考えて、
家にお金をかけていないのだそうです。

また、忠敬橋という名前でわかるように、
ここは江戸時代に日本中を歩き回って、
日本地図「大日本沿海輿地図」を作製した伊能忠敬の故郷であります。
ところが、その旧家は東日本大震災により一部損壊し、
現在復旧修理工事中でした。。。
松戸の野菜スイーツ・キャベツ生活・ビューティーな食育講師ブログ

晴れて暖かければ、街並みを隅から隅まで歩けるくらいの規模ですが、
この日は生憎、最低気温2度の曇り。

松戸の野菜スイーツ・キャベツ生活・ビューティーな食育講師ブログ
寒いので、旧家のモダンなカフェ「しえと」 へ。
暖かい店内で温かいカフェオレで一休み。
庭もモダンだなぁと眺めていたら、寒くて雪が降ってきました。。。

川の近くなので、この辺りは秋から冬にかけてとても冷え込みます。
暖かくして出かけましょう。

こんな小江戸、佐原の知られざる顔として、
同じ小江戸の川越はさつまいもで有名ですが、
佐原はこの近辺一体がさつまいもの一大産地です。
松戸の野菜スイーツ・キャベツ生活・ビューティーな食育講師ブログ

意外に聞こえるかもしれませんが、
千葉県は鹿児島県を抑え、さつまいもの産出額が一番なのです!
(生産量は鹿児島県が勝りますが、食用ではなくでんぷん原料などの割合が多いため)
そして成田市と香取市で、その千葉県のさつまいもの生産の大部分を占めます!

これを知ると、川越のさつまいもが有名なのが、片腹痛く思えます。
江戸の言葉で言えば、ちゃんちゃらおかしい、ですね。

この名物さつまいもを、小江戸を離れて色々見かけることができました。
そのお話はまた次回。

参考資料
農林水産関係市町村別データ平成18年産かんしょ
農産物産出額の順位と構成比